■手軽に楽しむ「コーヒー急須」
ついに、萬古急須からコーヒー用の急須が登場しました! 萬古急須の定番「紫泥急須」で、鉄分が多く含まれた赤土を使い、長時間かけてじっくり焼きしめる「還元」という製法で作られています。非常に固い陶器で、耐久性、保温性に優れています。長い歴史の中で急須は「お茶」を飲むための道具としてきたので、最初は不思議な感じがしますが、実は、「萬古急須でコーヒーを淹れる」は、とても理にかなっており、美味しいコーヒーが淹れられるんです。
「萬古急須で飲むお茶は美味しい」は有名な話ですが、それは、お茶の渋み成分「タンニン」が、急須に含まれる金属イオン(萬古急須は鉄分の多い土が使われている)に反応して結合する性質と、 陶器の表面が多孔性で吸水性がある性質から、急須でお茶を淹れる際に、お茶の雑味が急須の中で吸着されるため、旨味が引き立つ美味しいお茶になるというわけです。
実は、コーヒーの渋み成分「タンニン」は、お茶の2倍~3倍と言われており、お茶同様、コーヒーも急須で淹れることで渋みや酸味が吸着され、雑味が抑えられたまろやかなコーヒーになるんです。
■コーヒー用のステンレスメッシュフィルター
最大のポイントは、コーヒ用に開発された目の細かいステンレスメッシュフィルター。湯の対流を妨げない形状で設置されています。400mlの容量なので、お茶でしたら3人前対応ですが、コーヒーの場合は、レギュラーカップ(120ml~150ml)で2杯分程度だと思います。
■コーヒー急須の淹れ方
今回は、ミディアムローストの深めの焙煎の市販のコーヒー粉を使用し、コーヒースプーン1杯(約7g)に対してお湯200ccで淹れてみます。コーヒー急須は、①急須にコーヒー粉を淹れる ②お湯を注いで蒸らす ③カップに注ぐ、の新しいコーヒーの抽出方法です。ペーパーフィルター不要で、コーヒー粉もドリップタイプより少なくて淹れられ、サステナブルな商品です。
お湯の注ぎ方としては、最初にコーヒー粉が浸る程度の湯を入れ、10秒ほど経つと、コーヒーのいい香りがふわっとするのでお楽しみください。20秒~30秒経ったら残りの湯を加えて蓋をして4分程待ったらOKです。
急須を回すとより濃厚なコーヒーが抽出されます。また、注ぐ際は、お茶と違って最後まで絞り出さないように。雑味が出てしまうので、急須に気持ち残すくらいが美味しくいただけます。
300mlのコーヒーカップに丁度良い分量ができました。※お使いのコーヒー粉や、お好みで淹れ方を調整して下さい。
片付けも簡単。残ったコーヒー粉は、水で2、3回すすげばキレイになります。乾くのも早くて使い勝手が良い萬古急須です。
■比較してみました
同じ条件で淹れて飲み比べると見た目も味の違いもよくわかります。好みは、それぞれかもしれませんが、酸味のあるコーヒーが苦手な方は、コーヒー急須がおススメです。【コーヒー急須で約200ml抽出の場合】コーヒー粉:7~10g/湯:200~220ml
紙フィルターを使わないため、コーヒーオイルが抽出され、存分にコーヒーの個性が楽しめます。コーヒー自体は、少し濁りのある色になります。また、カップの底に細かいコーヒー粉が残りますが、口触りがザラザラするので残しましょう。【ドリップ式で約200ml抽出の場合】コーヒー粉:13~15g/湯:230~250ml ※一般的な参考値
ゆっくり淹れていくため、コーヒーを淹れてる際の風味が楽しみのひとつです。紙のフィルターを使用のため、コーヒーオイルはほぼ抽出されず、クリアな色になります。■和菓子とコーヒー
和菓子にコーヒーを飲む方は多いと思います。やっぱり和菓子に急須はしっくりきます。デミタスカップなら2杯~3杯分淹れられそうです。
コーヒー急須の登場は、和菓子のお茶時間を楽しく演出してくれます。
■湯呑でコーヒー
コーヒーカップではなく、湯呑で飲んでもいいのでは...?お客さんが来た時、ササっと淹れられるコーヒー急須。
萬古急須は、保温性に優れており、お客様のおもてなしにもおススメです。
■モーニングにコーヒー急須
時間がない朝こそ、手軽に淹れられるコーヒー急須が重宝します。■和食にコーヒー急須
洋食でも和食でも、食後はコーヒーが飲みたいものです。お湯だけ用意しておけば、自分のタイミングで手軽にコーヒーが淹れられるのも良いです。■水出しコーヒー
コーヒー粉と水を加えて冷蔵庫で一晩寝かせると、またひと味違った美味しい水出しコーヒーが出来上がります。クリアなさっぱりとしたコーヒー。暑い日の目覚めの一杯におすすめです。
一人暮らしの方のちょっとした朝ごはんに。
■合わせやすいシンプルデザイン
萬古急須らしい色と上質な質感、凛とした雰囲気でどんなシーンにも馴染むシンプルデザイン。上記の「コーヒー急須」は、佐治陶器まで【お問い合わせ】下さい。
楽天市場 ネットショップ | くらしの陶器 さかえ家 |
---|